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ロマネコンティ

特徴

ロマネコンティ(Romanee-Conti) は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(DRC) 社が単独所有するフランスのブルゴーニュ地方、ヴォーヌ・ロマネ村に在る約1.8ヘクタールのグラン・クリュ(特級格付け)のピノ・ノワール種のブドウ畑から産するブドウから造ったワインです。
ロマネコンティは通常でも1haあたり、わずか約3,000リットル、少ない年で1,000リットルにまで収穫制限を行うため、年間平均7,000本程度しか生産されません。
ロマネコンティは、ブドウ畑の名称をそのまま付けたもので「ロマネ」の部分は、古代ローマ時代にまで遡るこの畑を生み出したローマ人に由来します。

「コンティ」の部分は、18世紀仏ブルボン朝のコンティ公爵に由来しています。
コンティ公爵は、国王ルイ15世の愛人ポンパドゥール夫人との争奪戦の末、1760年にこの畑を手に入れました。
1869年、現当主のオベール・ド・ヴィレーヌ氏の家系がロマネコンティの所有権を得て、その後畑を買い足していきました。1942年に会社組織とし、現在はオベール・ド・ヴィレーヌ氏とアンリ・フレデリック・ロック氏が共同経営者となり、ドメーヌの運営を行っています。

栽培・醸造

ロマネコンティでは、定期的に二硫化炭素を地中に注入しアブラムシによる被害を防いでいました。(1945年は防ぎきれず、ブドウが引き抜かれました。これが原因で1946年~1951年までのロマネコンティは存在しません)
ブドウは軽くカットするだけで、破砕・除梗せずそのまま木桶に入れ、発酵させます。発酵温度は32~33℃に保ち、発酵および醸しはできるだけ緩やかに長めに行うようにしています。樽熟にはトロンセ産の樫の新樽を100%使用。熟成期間に1回だけ滓引きを行い、最後に卵白を使って清澄します。

希少性・価値

ロマネコンティはその品質の良さと希少性で、世界中の大富豪やセレブが競い合って買い求める、世界最高のワインとなりました。
ロマネコンティは極めて希少性が高く、世界で最も高値で取引されるワインといわれています。
現在、ロマネコンティはどんなに安くても30万円は下らず、良作年の物は1本、100万円を超える事もあります。

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